論文管理ソフトはなにを使うか問題というのは昔から言われていますが、私はmendely, papers, paperpileと様々使ってきて、ようやくほぼ確定で決まったのがZoteroです。
昨年の初めまでは、軽い!google chromeとの連携がよい!書き込める!ということでpaperpileを使っていましたが、今はZoteroに完全に移行しています。
1、メインのノートアプリのNotionとの連携ができる!Noteroを使用
2、APIを使えば、他のさまざまなものと連携ができる
3、ちゃんとiPadアプリ上では書き込むことも可能で、反映もしっかり早い(私は積極的には使いません)
ということで、特に1, 2の機能がPaperpileにはなかったので、乗り換えました。(今はpaperpileでも実装されているのかな、、?)
結局、論文って読んだ後に記憶できるわけでもないですし、どこかにメモしていると思うんです。
私は読んでそのまま記憶できるほど頭はよくありません。忘れていたりして、再度論文読まないといけないとなると、時間効率が悪い自分にイライラしてしまいます。
そのため私が使っているのがNotion。
Notionは最初は使いにくい感じがあるのですが、使い慣れると、検索能力やページ間のリンクをつけたりすることで、かなり知識を溜めておくにはいい環境だと判断して、使用してます。
そんなNotionへの連携ができるのが、Noteroを用いることで、Zoteroができるのです。
こちらも参考に
【研究】論文管理はZoteroとNotionで管理するAIの出現で巷でも認知されるようになったAPI機能
私はResearchRabbit, DeepLと連携させています。
ResearchRabbit — 論文の関連性を表示してくれるため、関連論文を見つけるのに便利。今読んでいる、今まで読んできている論文と関連している論文を即座に見つけることができます。
DeepL — 言わずと知れた翻訳サイトですが、これがZoteroと連携できるのです。そのためラインを引くと翻訳が出てきます。
大学院生になって喜んでiPadを購入して、論文を読みながら手書きメモを取るぞ!と思っていましたが、結局は手書きメモは私のやり方には合いませんでした。
1、やはり情報がバラバラになってしまうので、後から思い出せなければ、ただ埋もれてしまう。特に電子上では一覧性が低いため、正確に論文を覚えていないと引っ張ってくることができない。
2、iPadで論文を、と思っていたが、子供がいると家で論文をiPadで読むことは不可能。結局はPCに向かう時間を作るしかない。そうなると、わざわざiPadで読むか、、?となる
この辺は各自の好みかと思いますが、私は
Elicit, Google scholarで論文検索→Zoteroへダウンロード→Notero経由でNotionに論文データが入る→そのページに論文のFigureや読みながら考えたことをメモ→さらに大きなテーマとして複数の論文の気になったポイントをまとめたノートを作成する
というワークフローで情報管理しています。最後がとても重要。最後のまとめページ作成する際に、メチャクチャ考える時間を設けることが大事になるかと思います。
Zoteroには二種類のデータを保存しておく方法があります
1,文献データ、文献のPDF自体をZoteroのクラウド上に置いておく方法
2, 文献データはZoteroのクラウド上に、文献のPDFは他のクラウドサービスに置いておく方法
1の場合だと、割とすぐに課金ゾーン(100−200本くらい保存した段階でなりました)になるので、できるだけ早期に2の方法を取って置いたほうがいいです。
私はこちらを参考にしまして、文献PDFだけはDropboxに保存しています。
機関の規定にもよるでしょうが、私はDropboxを使って色々と保存していた方がいいと思っています。
発表などのときに、USBでわざわざPC間でスライドデータを移動させていると危ないですし、その他の論文や研究のデータを保存しておくのに最適です。
エンジニアの友人も『ぶっちゃけDropbox以上に安全なところないし、物理ハードディスクは意外とデータ飛ぶよ』言っていました。
PR) もしよろしければ、公式よりも3年単位契約でやすくなるソースコネクトサイトでライセンスを買われてはいかかでしょうか。
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