【学振】学振申請書(2021年度提出) DC1取得体験談-3 全体の統一、フォント編

さらに読みやすくし、印象をあげるために行ったことを紹介していきます。

フォントについて

  • 見出し;MSゴシック  11p  太字
  • 本文  
    • 日本語;MS明朝    10.5p  通常
    • 英語;Times New Roman 10.5p 通常
  • 本文強調部分 
    • 日本語;MSゴシック  10.5p 太字
    • 英語;Times New Roman 10.5p 太字
  • 引用  英語文献のみ使用;Times New Roman 7p 通常

本文強調部分でMS明朝ではなく、MSゴシックに変更するとよくわかるようになる

掲載図について

powerpointで作成。できるだけ一目でわかりやすいを意識する。
「じっくり見たら理解できるからいいでしょ」と主張する人がいますが、評価者はそこまでじっくり見てくれないと考えて、
「一般人も一目で見てなんとなく理解してくれるレベル」の図になるようにしましょう

そのため、いろいろな人、特に友達や親類に見てもらい「よくわからない」と言われたら作り直す気持ちで何度も試行錯誤する。

  • 文字の大きさ;掲載図の説明文をつける場合はおよそ9p以上。字が大きければ大きいほどよい。
  • 図の大きさ;上記の10.5pの本文で約9行分の縦の大きさとしました。

段落の間隔について

本文は基本的にデフォルトでの設定通りに作成。

しかし、見出し部が変わったりする場合には本文と同じ間隔で作成されると見辛い印象がありました。
例;研究背景の塊と課題の塊の間など

この場合には少し間隔をあけました。しかし、1行開けると段落がもったいないので、行間のオプションで5pにして、少しだけ間隔を開ける。

やり方

赤枠で囲ったところを選択し、「行間のオプション」で行間を自分の好みに調整できます。

すると、ダラダラ記載しているよりも、書類全体のまとまりや立体構造がわかりやすくなる。

本文での統一感

1、その分野で常識となっている表記方法については知っておく

例えば

  • in vivo, in vitroは斜体であり、全て大文字にしない。
  • biologyであれば、遺伝子名は斜体、タンパク質は斜体にしない
  • マウスは遺伝子名の頭文字のみ大文字、ヒトであれば全部大文字

など、全文に渡って統一して表記されているかは最後の校正の時に何度も確認する。

2、論文の引用方法を統一する。

論文の引用は様々なスタイルがあるのですが、全て統一した引用の方法を選択しましょう。
いろんな人に聞いてみたところ、意見が分かれたのですが、私はet al. と記載しました。
しかし、今まで受かっている人の申請書を見てみても、この表記の仕方は人それぞれなので、あまり気にしなくていいと思います。
しかし、申請書内で統一をした方がいいのは確かです。

補足

英語の記載の時に human induced pluripotent stem cells; hiPSCs と記載します。「;」の後ろに一文字開けるのが一般的だと思います。

まとめ

本日は学振申請書における全体の統一感、フォントなどについて記載しました。

読む人にとって読みやすくなる書類を作りましょう。

そういう意味では「よくできているよ」ではなく、「ここがわかりにくい」「ここがダメ」とダメだししてくれる方に感謝して、ご意見をもらうようにしましょう。

最初は絶対にちゃんとしたものはできません。

褒めてもらえる≠よくできていると評価されている
           =読む気がない、読むのがめんどくさいくらいよくわからん

だと思っていいです。

それでは学振の内定目指して頑張ってください!

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