【研究】論文管理はZoteroとNotionで管理する

研究する際には論文を読むことになるかと思います。

その際にどのように論文を管理されていますでしょうか?

論文管理ソフトは様々ありますが、私はZoteroを使用しています。

Zoteroの魅力

1, 同期が素早い

2, オープンソースのため、様々なアドオンが作成されている

3, (希望があれば) 手書きも可能

特に2の『様々なアドオンがある』ことはとても大きいです。

その中でもおすすめは

1, Notero

2, Zotero PDF Translate

です。

それぞれについて軽く説明をします。

Notero

Notionと同期させるためのadd-onです。

論文を取り込むと、論文の情報がNotionに反映されます。

取り込まれる情報は

『Title』『Item Type』『Author』『publish date』『Abstract』『DOI』『元論文のURL』などです。

私は更に『Status』プロパティを追加して、『未読』『abstract & Figure checked』『精読中』『読了』などと選べるようにしておくことで、Status プロパティでfilterして、どれを読むべきかの管理をしています。

また、ノート部分にFigureを貼り付けたり、自分の考えを保存しています。

Noteroのおかげてかなり論文の管理や読んだ内容を保持するための『Second Brain』の構築に役立っています。

研究をしていくにおいて『Second Brain』の考え方はとても重要だと思います。

Notero ;https://github.com/dvanoni/notero

PR)


Zotero PDF Translate

こちらはZotero上でドラッグした部分を和訳してくれるスグレモノです。

私はDeepLのAPIを使用して和訳をしています。

ドラッグするとこようになるので、とても便利です。もちろん、この黄色、赤色、、のボタンを押すとhighlightもできます。

Zotero PDF Translate; https://github.com/windingwind/zotero-pdf-translate?tab=readme-ov-file#readme

ここからdownloadして設定していきます。

installしてZoteroを再度立ち上げたら

Zotero -> Setting を見ると『Translate』というタブが新しくできていますので、そこで設定をしていきます。

そこでDeepLでAPIを取得し、ここの赤いボックスに入力すれば、先程のことが再現できます。

DeepLのFree planで特に困ることなく使用できています。

(全文訳はしたことがありません。全文訳をするためには課金プランが必要なのかもしれませんが、まずはFree Planで試してみてください)

AI補助を使用する方法はイマイチ

AIを使ってGPTsなどで論文を読む補助をしてくれるものもありますが、

Zotero内で使えるものは今のところ、どれもイマイチな感じがします。

有名な、A.R.I.Aも正直使いづらいと思うので、面倒でもPDFをChatGPTやGeminiに投げた方がいいと思います。

複数の論文の内容を参照して質問する方法は下記のblogで紹介していますが、Zotero内では完結していません。これはDifyというシステムを使用しています。

【Dify】RAGを使って複数の論文をデータベースとしてAIとやりとりする方法

まとめ

ZoteroとAIの融合はまだできませんが、それでも、Notionとの連携や即座の和訳など、論文を管理、読むために必要なものは完全に揃っていると思います。

AIの発展が進んで来ていますので、如何に自分わかりやすいデータを蓄積し、すぐに参照できる環境を整え、自分の頭で考えるかがこれから大事だと思っています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA