京大医学部に入るための勉強の紹介ーその7; 英語編

正直、英語は点数がなかなか取れない科目でした。

ですが、現在は医師・大学院生として英語を多少は使う環境になり、高校時代の勉強法が色々と間違っていたと思います。

今思う勉強法について紹介致します。

要点の一覧

やるべきこと

・返り読みをする習慣は絶対につけない=日本語に訳さなくても意味が何となくわかるようにする

・英語の音、リスニングが一番重要

・なんだかんだ、単語力がものをいうので、語彙力をつける

やるべきでないこと

・一文一文丁寧に訳すことを勉強と思うこと

・構文のマークをつけること(これは昔の漢文の読解のための手法であり、全く現代に則していない)

・定期テストの点数のために同じ文章を黙読して、内容を日本語で覚えること

・定期テストでwritingの点数のために、無駄な文章を覚えること

・単語のスペルを丁寧に覚えようとすること(特に語呂合わせで覚えようとする)

結論としては『音として認識しながら、英語の順番で意味を理解するようにすること』『単語力』である

私は高校時代は最後まで、長い文章を前からスラスラ読むことができませんでした。意味が取れなくなると構文のマークを付けて、返り読みしないと理解できませんでした。

しかし、真面目に勉強をしていたので、ある程度(受験生レベル)のwritingはできていたけれども、ほとんど日本語を訳しているに過ぎず、実社会では無意味な能力を鍛えていたに過ぎませんでした。

一方で、それでも『京都大学』という難関大学は合格できる、ということです。他の科目の強み+真面目に英語を勉強し、最悪な点数を取らなければ合格はできます。

でも、オススメはしません。

無意味な勉強なので。

単語力は絶対に必要

そんな英語がいまいちな私で、完全な理数系タイプなので、

『英語なんて、しっかりルール(文法)を理解さえすれば、そのうち点数上がるはず。単語を覚えるなんてダルい』と思っていました。

しかし、それでは学校の定期テストの点数は取れても、一般模試の点数は上がりません。(初見の文章が読めないんですよね。)

なので、英語が得意でなくても絶対にやる必要があることがあります。

そう、単語力です。

私は高2の時に上記の態度を諦めて、単語帳を使って、単語を覚え始めました。

すると、点数が上がるし、文章が比較的早く読めるようになったのです。

なので、単語力は絶対に必要です。その時に使っていたのが、コレ。最低限これくらいの単語力は必要です。

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『諦めてこの英単語帳をしっかり覚えなさい』と言って頂いた塾の先生には感謝です。

私が今、中高校生ならやる勉強法

今思うと、結局『一文一文日本語訳して満足する時間』を英語の勉強時間とみなしていたことが大きな間違いでした。

そんな丁寧にやる必要はありません。

しかし、大量に文章に触れる必要があります。

大量に文章に触れて、『慣れ』て行けばそのうち前から読めるようになります。逆に返り読みなんて変な癖がつくと、なかなか取れなくて苦労します。

まず、何をするか

『子供用のアニメを英語で見る』

です。ひたすら見てください。今の私でもなかなか難しいところがあります。

しかし、3歳の娘はわかっています。真剣度が違うんでしょうね。。

オススメは

『おさるのジョージ(英語はCurious George)』です。

その他、自分が好きな漫画のアニメ版とかでも全然大丈夫です。内容とかセリフが大体知っているでしょうし。

まずは画像付きのTV番組の英語をひたすら聞く

子供用と言って侮るなかれ。絶対に難しいです。

これをずーーと聞くのです。

その他は自分の好きなジャンルとかがいいでしょう。

私の場合は、ミステリー系とかアドベンチャー系が好きなので、そういうのを見ます。

Podcastはある程度聞けるようになってから

私も通学の時に英語力をつけたくて、Podcastを聞いていました。でも、わからないんですよ。画像がないと理解できないのです。6-minute EnglishとかVoice of Americaとか背伸びして聞いていました。

やっぱり、今思うとアニメやTV番組の方がいいです。

諦めて子供用の番組を見てください。

細かい単語のSpellingやWritingの対策は高3からで十分

ある程度、ある程度英語のinputが多くなれば、自然と英文が書けるようになると思います。

定期テスト対策!とか言って下手な教科書にあるような英文を丸覚えするくらいなら、間違ってもいいです。

長期的に見て実力がつく方を選択しましょう。

この辺りはその他の理数系科目と大きく性質が異なります。

英語は突然に伸びる

理数系は

・Step by Stepで以前の知識が次の単元に関わることが多い

・定期テストの点数と一般模試の点数は比例する

英語、国語は

・一定のinputの閾値を超えると突然わかるようになる

・定期テストの点数と一般模試の点数は比例しない

という違いがあります。

英語は最初から全部理解しようとすると膨大の時間がかかってしまします。なので、ある程度の理解度で大量にinputをする必要があるのですが、『ちょっと訳わからないけど、とりあえず内容を理解しようと頑張って聞く』という異なる苦しみがあります。

だからこそコンテンツを『自分の好きなもの』『馴染のあるもの』『ある程度簡単なもの』にしておかないと継続ができないと思います。

まとめ

私からのアドバイスは

定期テストの点数なんて気にしないで、好きなコンテンツを英語で見ていればなんでもよい!

です。

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