医学部出身者が受験勉強について語る

初めての雑記として書いてみたいと思います。

私は中高一貫を卒業し、国公立大学の医学部を出て、医師を数年行った後、現在大学院にて研究しております。

中学受験、大学受験をしましたが、世間的にみても、個人的にみても成功している方だと思います。ただ、大学院生の現在、少し手こずっています。

最近思っていることは、昔(時代的にも、大人になったという意味でも)と異なり、考える時間が減ったと思っています。

私が子供の頃は、パズルとか1日中考えていて楽しかったし、問題集の問題を解くために考えているのがとても楽しかったと記憶しています。

受験勉強のコツとして私が思うのは、しっかり考える時間を確保すること、だと思います。

わかった気持ちになって次々と問題集をこなすのではなく、じっくり考えること。答えがわからないなら別に答えを見てもいい。しかし、答えをみて、本当に理解しているか、次に同じ問題が出てきたときに理解しているから答えが出せるか、ということをじっくり時間をかけて考える必要があると思っています。

私の場合は

1, 全く見たことのない単元、全然解けそうにない場合

速攻に答えを見る→答えのどの部分まで理解ができて、どの部分が理解できていないか色ペンで色分けする→理解できていない部分のみを理解できるまで考える

という方法を取っていました。正直、全く手も足もでない状態で何時間も考えても意味がないと思います。

2, 単元的にはわかるはず、似たような問題をやったことはあるが、どうしたらいいかわからない

こういう場合は問題を解く際のはじめのステップがとても大事。なので、3通りくらいの解き方を思いつくまで答えを見ない。思いつかないなら、ずーーーと考える。トイレの中も、お風呂に入っているときも、食事中も。なにかアイデアが出たらとりあえずそこら辺の紙にメモして問題をときに行く。

もうまじで無理、となると諦めて、答えを見て、1のようにする。

とやっていました。

こう書くとここまでやろうと思うとかなり時間がかかるのがわかります。なので、そんなたくさん問題はやらなくていいのです。数問を確実に理解する!ということが一番大事なのです。

そういう意味では、学校の宿題も多いですし、塾なんか行ったらなお一層宿題が多くなり、よくないのではないか、と思っています。

個人的には塾は学校の授業のレベルが低いな、と感じたときに行くべきだと思っています。学校の授業がわからないなら、学校の先生に聞きに行くか、個別の先生にお願いすべきです。

現代の子供は身近にスマホがあって、かなり考える時間を確保するのが厳しい環境に置かれていると思います。

私自身も最近ではついついスマホに手が伸びてしまったり、大人としてやることが多かったりして、じっくり考える時間が確保できていないと感じています。

一人でじっくり考える時間、大事ですよ

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